6月16日 第754回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
これが事業継承だ!!~全ては「まかせきる」に限る
一般社団法人倫理研究所法人局法人スーパーバイザー、株式会社ティー・シー・エス代表取締役社長 川内美喜男
事業継承についてのお話してくださいました。
川内スーパーバイザーはご子息もご自身の会社に在籍されており、御子息に会社を継がせたい！との想いはあったが、事業内容である【介護】に対して考えのズレが生じていた。しかし、息子さんに対して凄い！と思われている部分がある。
介護の現状として、在宅介護での事故が多い。それは、男性ができる！と思って介護を継続するが上手くいかなくなった時、周りにヘルプすることができず悲しい事故に繋がってしまう。
その事故を減らしたいと現在はNPO法人【となりのかいご】を立ち上げ、活動や本の出版をされていらっしゃるご長男。
2017年に還暦を迎えられた川内スーパーバイザーは100年企業を目指す！ことを誓った。今後どのように事業継承をするのか、5年間考え65歳で継承することを決意。
自分の考えや想いを伝えること、また、相手の考えを受け入れること、全てを伝えるのには時間が必要だった。
5年という長い期間をかけてご自身で決意された2022年7月、65歳、35期、節目での継承を終えた。社長室も綺麗に整えて引き継がれたとのこと。
新体制となりしばらくは社内もざわついたが、これまで学び、会社全体で目指してきた【明朗】、笑顔をつくることを再認識。
事業継承とは、会社の全てを渡すこと。権利を継承するということ。企業にとって最も大切な権利【人事権】を継承された川内スーパーバイザー。新社長には人事権を渡すと一言目に伝えたとのこと。
最後には5月に開催された設立記念パーティー時のとても素敵な映像を観せてくださいました。写真に映る皆さまの笑顔がキラキラ輝いていたのがとても印象的でした。
