当たり前なんて一つもない〜気づきと感謝

川口 大治 横浜市戸塚倫理法人会 会長 株式会社横浜セイビ 代表取締役社長

9月8日 第766回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
【当たり前なんて一つもない〜気づきと感謝】川口 大治
横浜市戸塚倫理法人会 会長 株式会社横浜セイビ 代表取締役社長

横浜市戸塚倫理法人会で会長2年目となる川口さんをお迎えして、【当たり前なんて一つもない~気づきと感謝~】というテーマでお話をいただきました。

友人の突然の死

 大学時代は国際経済学部国際経済学科に所属。オーストラリア留学でホームステイ先のファミリーが神父さんをやられており、毎週日曜日に教会へ行くなどの経験を経て、「3年で自分自身を伸ばせる会社」という志を胸に中古車販売をするベンチャー企業へ就職。4時間睡眠で週6日と馬車馬で働いていました。そんな中25~26歳の頃ブラジルから突然の訃報が・・・。同じ志を持って入社し半年~1年に1回くらいは会っていた友人が交通事故で即死してしまったそうです。命は本当にあっという間になくなってしまう可能性がある。だとしたら今、一瞬のタイミングを一生懸命やっていかなければいけないと感じているとのことでした。

 また今年に入って亡くなってしまった同級生がおり、2人の友人を亡くしてしまったことから「本当に命とはそれぞれなのだということ、今生きている自分の命を大切にしなければならない」と感じておられました。

家族との想い

 妻が流産してしまったというつらい経験もありましたが現在は3人の娘の父となった川口さん。30歳で転職をし地元へ帰って来たはいいがずっと海外で仕事をしていたので、地元のことが全然分からなかったそうです。地元を知るには青年会議所へ入ることを勧められ10年間活動されました。

 創業して2年目にはご自身の父親が病になり、その父親が、「家族がバラバラになってしまう、会社がつぶれてしまう、自分自身が亡くなってしまう」といったところで、「一杯のかけそば」という話を大泣きしながら語られていたそうです。入退院を繰り返す父親や友人の死を想うと、本当に命はあっという間になくなってしまう、短い、寿命は人それぞれだから、自分自身にできることは精一杯やっていきたいという想いから色々な活動をおこなっているとのことでした。

圧倒的当事者意識を持つ

 当事者意識を持ちましょう。と言われるのは、首根っこをつかまれてなんとなく持ってないからやらなきゃいけないという受動的な部分がある。当事者意識を持ってさらに前のめりになる、圧倒的当事者意識を持つと、何か一つ必ず持って帰るという気概を持つことができ、何か一つ必ず変わってくる。それが積み重なり続けていると、いつの間にか3年前の自分とは違う自分になれたそうです。

命の尊さ、儚さ、今一瞬を一生懸命に生きる。そして日々成長するために圧倒的当事者意識を持つ。実践する事の大切さを学ばせていただいた講話でした。

大前俊 記

9月8日 第766回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー

平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー

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