脚下照顧

神奈川県倫理法人会 第四副地区長、有限会社サム企画 小高茂之 代表取締役

第724回
平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
【脚下照顧 ~失敗から学んだ「足下から固める心磨き」~】
神奈川県倫理法人会 第四福地区長 (有)サム企画 代表取締役 小高 茂之

【講話概要】
今年古希を迎えた小高さん。高校卒業後、大手石油会社で分析に携わり32才で独立。ハウスクリーニンング、住宅メンテナンス、リフォーム工事等の事業を行い、従業員20人程の会社に成長しました。事業は順調で儲かっていたそうですが、50才の時に足下を掬われて大失敗。全財産を無くし、その後10年間は友人の会社で社会復帰の為のリハビリをして過ごしたそうです。

60才でこんな事じゃいかん!と事業支援をする有限会社サム企画を設立し、多くの企業支援、営業支援を行う傍ら、趣味でやっていた靴磨きを事業化して現在に至っています。

倫理法人会には63才の時に入会。最初は営業目的だったので全然熱心ではなく、2年間は不良会員だったそうですが、3年目になぜか専任幹事をやってくれと頼まれ、以降真面目に活動するようになり、会長、地区長を歴任し現在に至っています。

倫理に真面目に参加している内に自分の事を振り返る機会も自然に増え、少しは世の中の為になることをやりたいと思うようになった。そんな気持ちで今は靴磨きをやっている。靴磨きを通して、営業マン・経営者を元気にして日本創生に貢献したいと思っている。との事でした。

講話の前半では、靴と靴磨きに関するレクチャーを、後半では、タイトルの「脚下照顧」についてお話されました。

長年企業のサポートをしてきて気づいたのは、一流の営業マンは靴が綺麗だという事。
第一印象は3秒で決まる。だから第一印象は大切。そのためには、

①身だしなみを整える
②表情や姿勢に気を付ける
③声のトーンや話し方に気を付ける

こと。

倫理法人会に入って真面目に活動していれば、これらは自然に身に付くそうです。
これに加えて、靴もピカピカにを実践して欲しいなぁとの事でした。

「脚下照顧」とは、足もとをしっかりと見よ!いい気になるな!上ばかり見るな!そんなことをしていると足もとを掬われるぞ!との意味だそう。ご自身の経験からこの言葉に深く共感を得たそうです。

倫理では後始末をとても大切にしているが、靴磨きも一種の後始末。
靴は足を守るために履いている。是非、感謝の心をもって大切にして欲しい。
「良い靴は良い場所に連れてってくれる」というイタリアの諺があるが、加えて良い人にも逢わせてくれる。

足もとを磨くことによって心も磨かれる。
靴を磨くと、無心になって自分を振り返れてとても良い。
等々をお話され、

「是非今一度足を守ってくれている靴を見直していただいて、自分を伸ばしていただけたらと思います。」
と締めくくられました。

お話を聞きながら、自分の靴を見て愕然。汚れてるし、傷もついている。シェア会では足もとを隠したくなりました(^^;
靴を揃える事、靴の手入れを日頃からすることは意識すれば比較的簡単に出来る事なので、私も早速実践してみようと思いました。

この記事を読んだ皆さんも、足もとを磨く実践をご一緒に始めましょう!

安藤 文逸 幹事 記

11月18日第724回平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー

平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー

毎週金曜 朝6時〜 平塚八幡宮参集殿にて 年中無休!

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