22世紀に残すもの~地球倫理の実践

東京都杉並区西倫理法人会 幹事(一社)サーキュラーコットンファクトリー 代表理事 渡邊 智恵子

第710回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
テーマ:『 22世紀に残すもの 』~地球倫理の実践~
講話者:東京都杉並区西倫理法人会 幹事(一社)サーキュラーコットンファクトリー 代表理事 渡邊 智恵子 氏

「あなたは22世紀(2101年〜2200年)に何を残していきますか?」

と質問をされたらあなたはなんて答えられますか?
経営者として事業を行うとき目先の数年ならば、あなた自身が関わり、事業が回っていきます。ですが、100年、200年と未来に繋がるには、目先の自社だけのことを考えてはできません。

ある意味、「誰もが応援をしたくなる」
そんな状態をつくることが大切になっていきます。

2022年8月12日(金)に平塚市八幡宮にて朝6時から行われたモーニングセミナーは、あなたのビジネスや活動を「誰もが応援したくなる」そんな条件を発見できた時間になっていきました。

22世紀に何を残すのか?イメージがつかない、しにくい方は、特に当記事を最後までご覧ください。

洋服を「ゴミ」から「資源」へ。

繊維ゴミを資源として活用することを目的とした活動を行う、杉並区西倫理法人会 幹事・一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー 渡邊智恵子 代表理事による力のある声による講話が行われました。

渡邊智恵子代表理事の取り組みは、社会&環境の問題を自分事として捉え、22世紀に生きる人たちへ何を残していくのか?

そこを中心にされている活動です。その軸の一つになっているのが、倫理法人会憲章にある

「実行によって直ちに正しさが証明できる純粋倫理を基底に、経営者の自己革新をはかり、心の経営をめざす人々のネットワークを拡げ、共尊共生の精神に則った健全な繁栄を実現し、地域社会の発展と美しい世界づくりに貢献する」

という部分にあります。

自社の利益ばかりを追求するのではなく、顧客はもちろんのこと、地域や環境にも良くなり、22世紀に自信を持って残していける。そんな世界づくりを見据えた活動をされています。

「服のゴミ問題がニュースで取り上げられることが多い昨今。実は世界のゴミの14%は、繊維ゴミが占めているという。しかし、繊維ゴミを繊維に再生するリサイクル率は、なんとわずか17.5%。この数字は、廃棄された繊維のほとんどがリサイクルできず、ゴミになっていることを示している。この問題に立ち向かうべく、リサイクル率の高い「紙」に着目し、繊維から紙への循環型システムを創る「サーキュラーコットンファクトリー」が2021年に設立」

※「服をゴミにしない世界へ。繊維の廃棄物から紙を作る「サーキュラーコットンファクトリー」の挑戦」 引用

ただ、服のゴミから紙を作れば良いわけではありません。どんなに良い活動だとしても、必要性や実用性があるものでないと、淘汰されていきます。

それを証明するように具体的な活動の一つとして、繊維の再生紙を実用性があるものにしていく実験を繰り返した立佞武多の制作をご紹介いただきました。

その活動は、日本郵便株式会社、ファッションブランド業界からはミナペルホネン創設者などの方々からパートナーとしても応援されています。

※「洋服を「ゴミ」から「資源」に繊維の廃棄物から紙を作り活用する SDGs への取り組み」 参考

また、「7世代先のことを考えて行動する。」ことを理念に置いた、一般社団法人森から海への活動として、シカによる森の危険性、フードロス、食料自給率への対策などの活動もされています。

※「一般社団法人森から海へ」

実践の先にあるものは?

杉並区西倫理法人会幹事、一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー 渡邊智恵子 代表理事の活動は、倫理法人会憲章の

「心の経営をめざす人々のネットワークを拡げ、共尊共生の精神に則った健全な繁栄を実現し、地域社会の発展と美しい世界づくりに貢献する」

に繋がっていくものでした。

倫理法人会では、自己革新を促すためにまず「実践」をすることを大切にしています。

ただ、話を聞いて知識を増やすのではなく、具体的に何をしていくのか?どう行動すればいいのか?

1人では実践を続けることが難しくても、実践を続けやすくなる、実践ができる私になっていくそんな環境の一つが、モーニングセミナーです。

その一つとして、会員スピーチ。
これは、会員が具体的に行っている実践、またはしようとしている実践をアウトプットすることで腑に落とし、聞いている方が実践をしたくなる気持ちを高めていきます。

遠藤智美会員

今回のスピーチは入会して1ヶ月の遠藤智美会員でした。
朝がとっても苦手なため、2年間入会を躊躇っていましたが、入会してからは本気でやろう!と思い、1度も休まずに朝起きて、参加をするという実践から始めています。

それを聞いていた他の新人会員も励ましとなり、まずは朝起きて参加をする。という「実践」へと繋がっていきます。

その小さな「実践」を積み重ねていくことで、自己革新を促していきます。
ですが、「実践」は目的ではありません。過程であり手段とも言えます。

実践の先にあるもの。それが、

「心の経営をめざす人々のネットワークを拡げ、共尊共生の精神に則った健全な繁栄を実現し、地域社会の発展と美しい世界づくりに貢献する」

という部分へと繋がっていきます。
今回の講話者である、渡邊智恵子 代表理事の活動は、まさにそれを形にしているものです。

あなたが22世紀に残していくものは?

22世紀を見据えながら、服という現代社会の問題から取り組み、実用性や必要性があるものとして「紙」になる循環型システムを構築しています。社会、買い手、売り手、環境と全ての方向に良いと言えるものです。

そうすることで、

「その活動は素晴らしいね。是非応援させてください」

と応援したくなる方が集まるものだと思います。

あなたの事業や活動はいかがですか?
あなたは22世紀に何を残していきたいですか?

そのヒントを得たい方、取り組んでいきたい方、応援をしてくれる方を増やしていきたい方は毎週金曜日午前6時から平塚八幡宮で行われるモーニングセミナーへお越しください。

お問い合わせはこちらから

PS.
今回講話をされた、渡邊智恵子 代表理事は平塚市に一つの夢を持って来られました。平塚で捨てられた服を紙に変え、それを七夕で活用して頂く。そうすることで、地域社会を盛り上げたいとのことです。詳細確認したい方も上記URLのお問い合わせをご確認ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

幹事 高橋 拡 記

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