ボロボロの状態からの協力者の作り方

茅ヶ崎市倫理法人会 会長 ウッドコンシェルジュ三代目合同会社 代表社員 佐々木 友路

第682回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ:『 ボロボロの状態からの協力者の作り方 』~創業67年の歴史を終えて~
講話者:茅ヶ崎市倫理法人会 会長 ウッドコンシェルジュ三代目合同会社 代表社員 佐々木 友路 氏

 今回の講話者はお隣茅ヶ崎市倫理法人会の佐々木友路会長。佐々木会長とは昨年度県内レクチャラーでご一緒させていただいた。現在は会長の他、後継者倫理塾という研修コースにも参加され、意欲的に倫理法人会で活動されている。
先日も茅ヶ崎市での百人規模の大きなイベントを成功させたばかり、いつも笑顔で元気な佐々木さんだが、順風満帆ではない現状だったことをお話ししてくれました。

 佐々木材木店は佐々木さんの叔父さんが営んでいたが、そこで父と共に働くようになった。斜陽産業といえる地元の材木店を軌道に乗せるべく奮闘していたが、社長である叔父さんが亡くなってしまう。残されたのは父と自分。人生をかけて再建に挑む佐々木さんの意気込みとは裏腹に、父親は仕事に対する意欲が感じられない。

 お客がいないときにはテレビを見たり、居眠りをしたり。そんな父に苛立つ日々、そして借入や在庫など多くの問題を抱えた会社を、叔父さんの遺族は潰したいという。なんとか説得して存続をお願いしたが、頑張りを認めてもらうどころか、否定的な態度を強くするばかり。ついには強制的に閉店、道具や置き場などを使うことも許してはくれなかった。

 こんな状況の時に、茅ヶ崎市倫理法人会の会長をお願いされることになる。タイトルにもある、まさにボロボロの状態。ここから、倫理の実践と体験が始まってゆく。父親との問題が根本にある。そこに気づいた佐々木さんは会長職でありながら、後継者倫理塾という、研修コースにも参加している。そこで父親の境遇や気持ちに気づいていくと、父親に対する見方が変わってきた。

 佐々木さんの名前は「友路」名前をつけてくれたのは父親だった。多くの仲間と人生を歩んで欲しい。自分の最大の応援者は父親だった。

 まさに倫理法人会で言う元と繋がった瞬間ではないか。現在、新たに木を利用した教育事業のある、木育、また繋がりのある無印良品とコラボした新しい事業を、仲間や離婚した元奥さんと展開している。

 まだまだ過程なのかもしれないが、倫理のおかげで、問題の本質に気づき、そこを改善している佐々木さん。勇気を持った自己開示と、明るい笑顔に、応援者が増えることは間違いない。

 みんなに勇気と希望を与える、素晴らしい講話でした。

専任幹事 内山 聡 記

平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
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