第632回 平塚市倫理法人会
経営者モーニングセミナー
テーマ:『 現代における手帳の本質的な意味 』
講話者:(株)ビークル 手帳評論家
舘神 龍彦 氏
周りからは手帳王子と呼ばれている舘上さん。「マツコの知らない世界」への出演や、特に、著書「手帳と日本人」(2018 NHK出版新書)は日経新聞書評欄「あとがきのあと」に顔写真付きでインタビュー掲載されたほか、週刊誌、新聞にも多数掲載されるなど、手帳界では超実力者です。
冒頭の自己紹介では、歌手の肩書でご自身が歌っている「手帳音頭」を披露されました。歌詞が手帳の使い方のインストラクションになっているんだそうです。興味のある方は、下記YouTubeからご覧ください。
手帳の利点はなんと言っても、目に見えない頭の中を紙に書きだし、それを見る事によって、何が足りないとか、段取りとか、どうスケジュールを組めば良いか等が客観的に考えられるようになる事。お話では、下記の5つのポイントからそれぞれについて手帳の利点についてお話下さいました。
「現代に於ける手帳の本質的な意味」
1.記入が早い:開いてすぐにメモできる
2.ワーキングメモリにある情報を素早く外在化
3.一覧性の高さ
4.ネットワーク接続がなく、ユーザーが主体性を発揮できる
5.Googleカレンダーからの開放である
本記事担当の安藤もサラリーマン時代はメモ魔と呼ばれ、安藤ノートは一部の方々の間では評判になりました。サラリーマン時代の事は今ではすっかり忘れてしまっていますが、試しに今、そのノートを取り出して中を眺めて見たら、資料が切り貼りしてあったり、よくもまあ、ここまで細々とメモしていたなあと自分で自分に感心すると同時に、当時の様子や同僚の顔が浮かんできたりして、改めてノートに記録する事の凄さを実感出来ました。
サラリーマンを辞めてからは、すっかり粗いメモだけになってしまっていましたが、今回のお話を聴いてメモ意欲が再び高まったので、早速厚めの手帳を注文しました。今回のお話でこの使い方はいいなと思うアイディアも知ることが出来たので、取り入れてしっかり手帳を活用していこうと思います。
舘上さんは最近の活動として、お母様にやらせている「おぼえている手帳」を発売に向けて準備中との事です。認知症の方でも記憶を持てる。字を書くことで脳が活性化する。写真を撮るなどして周囲の人とコミュニケーションが生まれる。など、様々な利点があるそうです。こちらも個人的には非常に共感出来たので、是非多くの方々にご利用していただければと思います。
倫理法人会のモーニングセミナーでは、今回の様な実践的な講座も聞くことが出来ます。興味を持たれた方は、是非モーニングセミナーにご参加ください。お待ちしております。
副専任幹事 安藤 文逸 記
軽快な語り口に引き込まれました!
アナログ手帳、デジタル手帳双方にある長所と短所。
うまく使いわけをしてこうと思います!
いきなり手帳の歌を披露し、インパクトのある個性的な講話の始まりでした。
しかし内容は手帳を題材にした仕事術、物事を達成する秘訣など、とても深い内容でした。
頭の中のワーキングメモリーを解放する。
私の頭の中はワーキングメモリーがいっぱいになっていて、そこの検索に多大な時間を使っている。
まさに今の課題にダイレクトに響く内容でした。
デジタルに慣れすぎて、文字を書くことが億劫になっている。そんなところからメモを取る、手帳に書くということを疎かにしていると感じました。
早速手帳を開いて予定を書き出したのは
いうまでもありません。