子孫に残せる宝は己の生きざまのみ

埼玉県倫理法人会 法人レクチャラー 加藤 地次 氏

第624回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ:『 子孫に残せる宝は己の生きざまのみ 』
講話者:埼玉県倫理法人会 法人レクチャラー 加藤 地次 氏

 今回のモーニングセミナーは、前夜の経営者の集いに引き続きの、加藤地次法人レクチャラーの御講話でした。昭和58年から倫理を学んでいる、加藤法人レクチャラーは、まさに息を吐くように、万人幸福の栞や倫理の書籍のフレーズが出てきて、倫理への深い理解を感じる講話でした。

 まず祖孫一貫の原理。祖先から子孫まで一貫しているという原理を、さまざまな事例をあげてご説明いただきました。祖先からの恩を受け、その恩を子孫に残す。今の自分は祖先から受け継いだものの上にあり、自分の行いは子孫に影響する。この世の出来事は良いことも、悪いことも、フィルムに記録されるように、いつまでも残る。「天網恢恢疎にして失わず」(老師) 良いことも、悪いことも、天は必ず見ている。現在の幸不幸は祖先の積み上げた徳による、それを浪費するのではなく、祖先の恩に感謝し、徳を積み子孫に恩を送ること。

 私も昨年の富士研修に参加し、恩について学んだ。祖先や子孫など、見えないところから繋がるとは、ちょっと信じがたいと思われるしれないが、やはりそう生きることで、心言動は一致してくる。人の見ていないところで徳を積む。そんな生き方が、人から信頼を得られる、人徳を作るのだと思う。常にそう生きているか?と問われれば、胸を張ってイエスとは言い切れない。倫理を基底に生きてこられたであろう、講師の言葉に、気持ちを引き締めたというのが、正直なところ。でも大きな失敗になる前に、こうしてモーニングセミナーで学べるというのは、本当に大切でありがたいことだと、改めて思いました。

 おん年79歳にて専任幹事、また再婚された奥様との仲の良さを、楽しそうに話される姿に、学びの深さと楽しさを感じた、今回のモーニングセミナーでした。

専任幹事 内山 聡 記

平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナ
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