第610回 平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー
テーマ：『 しっかり学び素直に実践！ 』～令和３年度所信表明～
講師：平塚市倫理法人会 大沢 知明 会長、大沢園芸 代表
令和３年度がスタートしました！ 平塚市倫理法人会は、新たな３役体制にて運営を行ってまいります。会員の皆様のご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
今回のモーニングセミナーでは、令和３年度スタートに当たり、大沢 知明 会長に所信表明を含めた講話をしていただきました。程良い緊張感に包まれていた大沢新会長。原稿を手にしてのお話でしたが、とても真面目で実直さが伝わる所信表明でした。大沢会長は倫理に入会してちょうど５年。入会当時迄遡っての体験談、失敗談、学んだことなどをお話され、その後、今年度の平塚市のスローガンについても説明していただきました。
入会後３カ月程でモーニングセミナー朝礼から参加するようになり、更にAさんから声を掛けられ、当時朝3時半から行っていた会場設営にも参加するようになったと言う大沢さん。さすがに3時半は辛いと思ったそうですが、好奇心から行ってみる事にしたそうです。当時のスケジュールは、3時半から4時半まで1時間かけて会場設営。4時半から5時15分まで、自主練と呼ばれていた朝礼の練習。5時15分から始めの式とモーニングセミナーリハーサル。5時半から朝礼。6時からモーニングセミナー。現在はマニュアル改訂等で、4時45分頃から会場設営ですが、当時はかなりハードなスケジュールだった様です。大沢さんは、これをマニュアル改訂迄、約１年半に渡り続けました。そしてその中で、下記の二つの事を学んだそうです。
準備の質で、本番の質が変わる
- 設営から関わったおかげで、原因と結果の関係性をしっかり認識できるようになった。
- 事前の準備の大切さを肌で感じる事が出来た。
セミナーに参加するだけではわからない、裏方の会員さんの存在を知った
- 見えているところにとらわれていたら気付けない部分があることを知った。
- 仕事や家庭においても、見えないところで準備をしている人たちがいる。
- 裏方を担う人に感謝と尊敬の念を抱くようになった。
当時は、会場設営から参加することで、社会貢献、利他になると思っていた。と振り返ります。
ところが、時が経つにつれて、なぜ自分達だけがこんな大変な事をやっているんだろう？と不平不満の気持ちが生まれ、義務感で設営から参加するように変わったと言います。すると、せっかく学んだことも職場や家庭で生かせない。実践できない。挙句の果てには、モーニングセミナーではこう教わったからと、家族を責める様になった。職場では仲間を責め、家庭では子供が病気になるのは妻のせいだと言わんばかりに。
折角倫理を学んでいるのに、どうしてこうなってしまったのか？ さすがにこれではマズイと思い、自らを省みます。そして、次の事に気が付きました。それは、自分の学び方がいけなかったから。分かった気になっていただけ。栞を読んでいただけ。しっかり学んでいない。どんな心持でそれをするかどうかが事の成る成らないに大きく関わる。もとを忘れ、末を乱すになっていた。逆を行っていた。と。
そして、ご自身の体験談をこう締めくくりました。
モーニングセミナーは、純粋倫理をもとにして、心のあり方を学ぶ場。倫理法人会の学びは、人を変える勉強ではなく、自分を変える勉強。自分を変える方法は、初心を忘れず、憂えず、心を込めた素直な実践が必要である。
私は大沢さんのお話を聴いて、ありがちな事だな。自分も気を付けなければなと思いました。私も最近は会場設営から参加するようにしていますが、前日が遅かった時など特に、眠いのを我慢して、なんで自分はこんな事やっているんだろう？面倒だからサボっちゃおうかな？と思うことがあります。今回のお話を聴いて、これって誰でも感じる事、誰でも通る道なのかなと感じました。そう感じる心を、いかに倫理の学びの力を活かして修正することが出来るか？ これが倫理を実践する事なのかなと思いました。人の我儘な心を変えて行くのは難しい事ですが、実践の機会を通して行動する事、考えることで自分が変われる。その大切さを改めて感じさせてくれるお話でした。
令和３年度の平塚市倫理法人会のスローガンは下記の通りです。
- しっかり学び
- 素直に実践
- 明るい仲間と未来を創る
- ツイテルツイテル１０５！（いちまるゴー！）
令和３年度も、どうぞよろしくお願いします！
副専任幹事 安藤 文逸 記
