倫理法人会とは

倫理法人会は、倫理に基づく「倫理経営」を通じて、企業と社会の健全な繁栄を目指しています。

経営者モーニングセミナーや活力朝礼などの活動を通じて、経営者や社員が倫理経営を学び実践し、組織の活力を高めます。

また、後継者倫理塾や倫理経営講演会なども開催し、倫理経営の普及を図っています。

経営者モーニングセミナー

経営者モーニングセミナーは、全国720カ所以上の会場で開催されるセミナーで、経営者が朝の時間を活用して倫理経営について学びます。また、会員同士の交流も行われ、経営者にとっての大切な気づきを得る機会となっています。平塚市倫理法人会では、毎週金曜日朝6時から平塚八幡宮参集殿で行っています。

倫理研究所法人スーパーバイザー倫理研究所法人アドバイザー倫理研究所平塚市倫理法人会会員他の倫理法人会会員外部講師、と多彩な講師による講話を毎週聴くことができます。倫理法人会の会員になると全国720ヶ所以上の経営者モーニングセミナーに参加できるので、出張や旅行の際にその地域のモーニングセミナーに参加し、その地域ならではの話を聴いたり、雰囲気を味わう楽しみもあります。また、近隣エリアの倫理法人会間の交流も盛んで、毎週の経営者モーニングセミナーには必ず他単会の会員さんが参加されているなど、地域を超えた交流も盛んです。

活力朝礼

活力朝礼は、小冊子「職場の教養」を活用した朝礼のスタイルです。朝礼を単なる報告・連絡の場ではなく、教育として活用し、社員の資質向上と活力の創出を目指します。小冊子は、幅広いテーマを取り上げ、一日の行動指針となる「今日の心がけ」を提供します。

イベント

倫理法人会では、経営者の集いも開催されます。これは新規入会者や入会希望者を対象にした勉強会で、倫理経営に関する実践的な体験談を通じて学びます。

後継者倫理塾は、企業の後継者を対象にしたセミナーで、創業精神や倫理経営に必要な知識や思想を学びます。また、同期や先輩たちとの交流も重視され、未来のリーダーの育成を支援します。近年多くの企業が抱える悩みである事業継承について、倫理法人会ならではの切り口で明確な答えに辿り着くことができます。

さらに、倫理経営講演会では、倫理経営の重要性を広く伝えるために全国約700カ所で開催されます。講演や事業体験報告を通じて、倫理経営の真価と拡がりについて啓発されます。

一般社団法人倫理法人会

倫理法人会は、昭和55年に設立され、全国719カ所で活動を展開しています。倫理法人会は、倫理研究所を母体に持ち、「企業に倫理を、職場に心を、家庭に愛を」というスローガンを掲げ、純粋倫理を基盤とした倫理経営の学習と実践を通じて、健全な繁栄を目指しています。会員数は個人会員15万人と法人会員6万8,000社に上り、地球環境の保護や芸術活動にも取り組んでいます。

倫理研究所は民間の社会教育団体で、昭和20年に倫理運動の創始者・丸山敏雄によって創設されて以来、研究・教育・出版・普及等の事業で広く会員を募り、「生涯学習活動」としての倫理運動を推進しています。

倫理法人会員同士が集い、語り合うことで、自身では気づかないような経営のヒントも得られます。人と人との出会いは、経営力を高めていく強い原動力です。

倫理17000

純粋倫理に基づいた経営を実現している企業に対し、「倫理ライセンス」を認定しており、平塚市倫理法人会からは株式会社玄、株式会社葦、株式会社ティー・シー・エスが倫理ライセンスを取得しています。倫理17000は、日本の倫理法人会が認定するライセンス制度で、企業が倫理観の向上に努め、倫理に基づいた経営(倫理経営)を実践し、倫理法人会憲章の倫理を実践する優れた企業に与えられます。

倫理17000の歴史は、2008年9月1日に一般社団法人倫理研究所が創設されたことに始まります。同年11月には、初めての認定が行われました。倫理17000の認定基準は、純粋倫理の基本理念である「明朗」「愛和」「喜働」を土台としています。これらの基本理念に基づき、以下の要素が中心となって認定が選定されます。

  1. 自己革新度: 企業が自己改革を積極的に行い、持続的な発展を図っているかどうかが評価されます。技術革新や組織改革など、企業が進化し続ける姿勢が重視されます。
  2. 倫理経営推進度: 企業が倫理経営を実践するための具体的な取り組みや制度をどれだけ整備しているかが評価されます。倫理コンプライアンス体制や倫理教育プログラムなどが重要な要素となります。
  3. 社会貢献度: 企業が社会的な責任を果たすために行っている活動や取り組みが評価されます。地域貢献や環境保護など、社会的な価値を追求する姿勢が重視されます。

以上の要素を総合的に評価し、倫理17000の認定が行われます。認定を受けた企業は、倫理法人会の憲章に基づく倫理的な経営を実践していることを証明することができます。

倫理17000の認定を受けることで、企業は優れた倫理的な経営実践を認められ、社会的な信頼性や競争力を向上させることが期待されます。また、倫理法人会が定期的に認定の見直しを行うため、認定を維持するためには絶えず倫理経営の向上に取り組む必要があります。

法人スーパーバイザー

倫理法人会の法人スーパーバイザーは、倫理研究所・法人局に所属しており、倫理経営の普及や会員の教育・育成を担当しています。彼らは倫理法人会の重要な役割を果たし、会員企業の倫理的な経営を支援するために活動しています。

全国でも数少ない法人スーパーバイザーですが、平塚市倫理法人会会員では株式会社ティー・シー・エスの川内美喜男会長が法人スーパーバイザーとして活躍されています。

法人スーパーバイザーは、倫理研究所・法人局に所属しているため、中央の組織として全国規模で倫理経営の普及を図っています。彼らは倫理法人会の活動方針や方針を理解し、会員企業に対し定期的な研修やセミナーを通じて、会員企業の経営者や従業員に対して倫理経営に関する知識やスキルを提供し、倫理経営の理解と実践能力を向上させることを目指しています。

法人スーパーバイザーは、倫理研究所・法人局と連携しながら、倫理法人会の活動を推進しており、会員企業の倫理経営の実践を支え、倫理的なビジネス環境の構築に寄与しています。

法人アドバイザー

法人アドバイザーは、倫理法人会の理念や憲章に基づき、会員企業が倫理的な経営を実践できるようにサポートします。企業の倫理経営に関する課題やニーズを把握し、それに応じた具体的なアドバイスやソリューションを提供します。

法人アドバイザーは、倫理法人会のメンバー企業と継続的なパートナーシップを築きながら、倫理経営の実践を支え、自身の専門知識や経験により、会員企業が持続可能な成長と社会的な信頼性を実現するための活動を行っています。

倫理法人会活動方新

倫理法人会憲章

倫理法人会は、実行によって正しさが証明できる純粋倫理を基底に、経営者の自己革新をはかり、心の経営をめざす人々のネットワークを拡げ、共尊共生の精神に則った健全な繁栄を実現し、地域社会の発展と美しい世界づくりに貢献することを目的とした団体である。これがため以下の「活動指針」と「会員心得」を掲げる。

倫理法人会活動指針

  • 倫理の学習と実践の場を提供し、よりよい生活習慣とゆたかな人間性をそなえたリーダーを養成する。
  • 深く家族を愛し、篤く祖先を敬い、なごやかでゆるぎない家庭を築く人を育てる。
  • 「明朗」「愛和」「喜働」の実践により、躍動する職場づくりを推進する。
  • 愛と敬と感謝の経営をめざす会員の輪を拡げ、各種の活動をとおして地域社会の発展に寄与する。
  • 自然を畏敬・親愛し、「地球人」たる自覚を深め、環境の保全と美化に貢献する。

倫理法人会 会員心得

  • 朗らかに働き、喜びの人生を創造します。
  • 約束を守り、信頼の輪をひろげます。
  • 人を愛して争わず、互いの繁栄をねがいます。

企業経営において第一に求められるのは、社会的常識に基づいた確かな「倫理観」です。その倫理観は日々の生活の中でルールやマナーという形で培われていきます。「朗らかに働く」「約束を守る」「人を愛して争わない」など、小事を大事につなげる行ないが倫理経営の機軸です。

倫理法人会活動紹介

個人として

  • 元気な会社はトップが早起き!「経営者モーニングセミナー」はトップ自らが変わる学びの場です。
  • 倫理の学習と実践の場を提供し、よりよい生活習慣とゆたかな人間性をそなえたリーダーを養成する。

家庭人として

  • 深く家族を愛し、篤く祖先を敬い、なごやかでゆるぎない家庭を築く人を育てる。
  • 経営者にとって、家庭の安定なくして企業の繁栄はありえません。「夫婦仲良く」をめざし、夫の倫理・妻の倫理を学ぶと共に、日頃の苦労をねぎらう感謝の集いを行っています。

職場人として

  • 企業の活性化は朝のスタートにあり!「活力朝礼」が元気な会社を作ります。
  • 明朗・愛和・喜働の実践により、躍動する職場づくりを推進する。

活力朝礼

活力朝礼の特徴は、倫理研究所発行の「職場の教養」を使用していること、「挨拶」「ハイの返事」などの基本実践を重視することです。活力あふれる朝礼の実施により、社員各人の能力向上と企業の繁栄を約束します。

朝礼研修

活力朝礼の浸透のために、講師を派遣して「朝礼研修」を実施。朝礼の意義を明確にした後に、挨拶・発声・「職場の教養:輪読などの実習を行います。

地域人として

倫理経営講演会を全国約720カ所で開催。愛と敬と感謝の経営をめざす会員の輪を拡げ、各種の活動をとおして地域社会の発展に寄与する。

倫理経営講演会

倫理経営講演会は、毎年1月から5月にかけて、全国同テーマで開催します。倫理法人会の講師による講演ならびに会員(法人レクチャラー)による事業体験報告・朝礼実演という内容で構成されています。

親睦・ボランティア活動

青少年健全育成運動や公共地域の清掃・美化など各種のボランティア活動に熱心に取り組んでいます。

地球人として

自然を畏敬・親愛し、「地球人」たる自覚を深め、環境の保全と美化に貢献する。

中国・クブチ沙漠での植林作業

中国における沙漠緑化推進のための植林作業を積極的に行っています。