声掛け実践”で成長できた!~声掛けすればするほどいいこと尽くめ

神奈川県倫理法人会 女性委員長 親栄測量設計(株)管理部長 森井 直実

第705回 平塚市倫理法人会経営者モーニングセミナー
テーマ:『 “声掛け実践”で成長できた! 』~声掛けすればするほどいいこと尽くめ~
講話者:神奈川県倫理法人会 女性委員長 親栄測量設計(株)管理部長 森井 直実 氏

 今回の講師はお隣茅ヶ崎市の会員で、県の女性委員会の委員長、森井直実さん。ご主人と測量の会社を営む森井さん。当初建築の会社に勤めていて、ゆくゆく建築事務所を作りたいという夢を持っていたという。しかし出会ったご主人は測量の仕事をしていたので、自分の夢は断念した。しばらく専業主婦をしていたが、ご主人の母の経理の仕事を手伝うようになる。

 どうせなら会社の役に立ちたいと思い、学びの世界へ、そこで倫理法人会と出会う。経営技術より、心を磨くこと。もともと仙人のようになりたいという、高宗な思考を持っていた森井さん、倫理の考えに惹かれて入会。以来積極的に関わってきた。

 倫理法人会では年に一度、「倫理経営講演会」という大きなイベントがある。会の運営も学びの一つ、このようなイベントを設えて、盛り上げることから、組織運営などを学ぶ。参加者の目標は100名だったが、50名しか集まっていなかった。以前予祝パーティーというイベントでは、会が一丸となって盛り上がり、100名集めていた。しかし、そのモチベーションはトーンダウンしたのか?みんなどうしたの?悔しさを感じたが、森井さんはそれでスイッチが入ったという。

 あと30名集めよう。まずはメールから。ほとんど反応がない。そして電話作戦に出る。反応の悪いある方に電話をしてみる。とても勇気がいったが、最後には電話くれてありがとうという、思いがけない言葉をもらった。それに勇気をもらうと同時に、相手のことを想うようになった。LINEの言葉が変わる。

 自分自身が成長した。問題を自分ごととして捉えて、勇気を出して一歩踏み出すことで、これまでと違った自分に出会える。そして、話は神奈川県の女性委員会の委員長を受けた話に。

 これは苦難がくるぞって思ったという。コロナ禍での毎年恒例のイベント開催。難しい判断に、副委員長と意見が分かれた。譲れない自分がいる。

 なぜ譲れないのか?自分を俯瞰して見たという。小さな石のような塊が、胸の奥の方にある。これは自分の我なんだと思った。そう思ったら、手放すという考えが浮かぶ。相手の意見を呑んでみた。会長という立場はあるが、相手の方が県の役職経験は上だから、信じてみようと思った。胸の中の石のような塊が溶けていくのを感じた。

 すでに仙人の域に踏み入れている。ふんわり、優しい印象の森井さんだが、自分の意見をしっかり持っている。それゆえ、組織の中でぶつかることもあった。我を捨てる。捨我の実践。イベントはスムーズに進み、大成功に終わった。

 自分を俯瞰し、自分の我に気づき、一つずつそれを手放し、成長に変えていく。倫理法人会の仕組みを、自己成長に活かしていく。森井さんの素直さが、学び方、活かし方を教えてくれる。

 今は会員社数を増やすための、実践の期日ギリギリのタイミング。お隣茅ヶ崎も、熱く盛り上がってる。その中心には、森井さんの姿がある。隣同士、そして同じ地区の単会同士、協力して熱く盛り上げていきたいと思う。

専任幹事 内山 聡 記

平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー

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