苦難福門~起きていることは全て正しい~

第579回 平塚市倫理法人会
経営者モーニングセミナー
テーマ:『苦難福門~起きていることは全て正しい~』
講師:塩見 徹一 横浜市青葉区倫理法人会 副専任幹事

自分を客観的に俯瞰して見た時に、現在進行形でかつ生涯続くであろう苦難がある。
それは自分の息子がダウン症候群という障害を持って生まれたこと。知らない人からすると、「可哀そうだね」「大変だね」「お気の毒だね」と一見不幸にも見える家族。

しかし、様々な苦難を乗り越えながら案外幸せに、むしろ皆さんよりも幸せなんだとさえ感じるようになった。障害という苦難を大きな幸福に変える。それは、苦難福門そのもの。

経験し、実践した方法。考え方、倫理で学んで気付いたことを、苦難にフォーカスをして話していただきました。実体験を経ての学びと倫理体験は、非常に奥が深く、我々の心に大きく響くお話でした。

子供が生まれる数年前、たまたま飲食店で見かけたダウン症のお子さんとお母さんの姿。本当に大変そうだ、可哀そうだと思った。もし、自分に子供が授かるとしたら、ダウン症でなければどんな子でもいい。そう思った。ところが、妊娠中に自分の子供がダウン症の可能性があることが分かった。生むか生まないかの選択。使命、希望、そして少しの障害を持って生まれて来ようとしている大切な命を守るのか選別をするのか。

もし、自分の子供が、孫がと想像した時に、自分だったらどういう判断をするだろうか?直ぐには結論は出せないと思う。これからも考えないといけない課題だと感じた。

子供が大きくなるにつれて、たった一つだけ、どうにもならないことがあった。それは「他害行動」。叩く、髪を引っ張る、蹴る。この問題行動が数々のトラブルを引き起こす。これが夫婦の最大の苦難であった。昨年7月、倫理法人会に入会し早速倫理指導を受ける。実践項目は「夫婦仲良くすること」。倫理は直ぐやるそのままやる。奥様ファーストに徹した。すると先ず、奥様が変わってくれた。表情が柔らかく、言葉も棘がなくなり怒鳴ることも少なくなった。そして、子供の他害行動、問題行動が激変した(その行動が無くなった)、そしてこれが倫理体験だと確信した。夫婦間の横の繋がりを整えた上での、親子間の縦の関係が繋がっていく。

受講者にはダウン症や弱者について関心を持って欲しい、温かい目で見て欲しいとのご要望をいただきました。自分と関係のないことから目をそむけないで!」
自分とは関係のない知らない事に直結する感情とは?それは「嫌う心」。知って、受け入れて、仲間・隣人と見て欲しい。

もしかしたら、自分は目を背けているのかも。そう思った。すべての人が共に生きる社会。我々倫理法人会もそんな社会を目指している。決して目を背けてはいけない。強く感じた。

その他にも、苦難に対する認識を変える考え方と方法など、実際に自分の力ではどうにもならない苦難に直面した人でなければ語れないであろう、非常に深いお話をいただきました。

非常に心を打つお話でした。ありがとうございました。

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