自閉症の息子と共に生きる~みんな違っていいんじゃない?~

平成26年11月21日(金)の講話は、柔社会保険労務士事務所所長の平野厚雄様のお話でした。
平野氏には、自閉症と診断された息子様がおられ、診断された当時の心境と現在に至るまでの苦悩と心の成長を、周囲の方が、平野氏ご夫婦に掛けられる励ましの言葉への感情の変化で表現され、講話の構成のみならず、厚い語りに感動を覚えました。
息子様が自閉症と診断された当時、平野氏は、その事実を受け入れる事は出来ず、周囲の方々が、ご夫婦を励まそうと掛けられた「お子さんは、あなたたち二人を選んで生まれてきたのよ」という言葉に対して、「ふざけるな」というストレートな思いを抱かれ、何故自分だけがこんな目に遭わなければならないのか、それを息子様のせいにもしていたそうです。
しかし、ある時「事実は一つ、解釈は無数」という言葉に出会い、「全ての事に感謝を選択する」という転機をむかえ、今まで息子をコントロールしようと考えていた自分から、変えられるのは、自分自身と未来しかないという境地に達し、「障害」を「個性であり、可能性である」ととらえ、日々、同じ境遇の方々の心の支えに少しでもなればという熱い思いを胸に、活動をされているということでした。
今では、息子様が、自分たちの下に生まれてきてくれたことに、心から「ありがとう」を言えるようになり、周囲の方々から掛けられる「お子さんは、あなたたち二人を選んで生まれてきたのよ」という言葉が、掛けられて一番うれしい言葉に変わったそうです。
「変えられるのは、自分自身と未来しかない」という考え方、倫理法人会では、よく耳にする言葉です。自分も、身に着けたい考え方だと、今日も朝から勉強になりました。
講師:練馬区倫理法人会 会員 柔社会保険労務士事務所 所長 平野厚雄

11月21日 平野厚雄氏 講演概要

まず、この富士山の写真をご覧ください。
雲がかかっていますよね?
あなたが、子供に富士山が見たいと言われたら雲ひとつない富士山を見せたいですよね?
こんな富士山でガッカリでしたが、子供の一言で全く違って見えたのです。
「富士山が雲のベルトをしている。カッコいい」
平野厚雄さんは高校球児でドラフト候補にまで名が挙がるほどだった。
その後総合格闘技に転向、ファイナンシャルプランナーと社会保険労務士のダブルライセンスを取る。いまもブラジリアン柔術の講師。
妻は中学の同級生。アスリート。
二人の子供。6歳と10カ月の兄弟。
長男が2歳になるころ、医師から「自閉症の恐れがある」
頭を殴られたような衝撃を受ける。自分も体を鍛えてきた。妻もアスリートで体には気を使ってきた。僕ら夫婦に障害者が生まれるなんて。
ネットを始め、いろいろと調べたが、結論はひとつ。
「先天的なもので、一生治らない」
受け入れられない自分。
長男には
コミュニケーション障害(言葉)
対人障害(他人とかかわれない)
こだわりの行動(シュレッダーのゴミを何時間も取り出し続ける)
感覚過敏 (耐えられない痛みを感じる。)それが長男の掌に出た。
手を繋ぐことができない。激痛なので泣き叫び自傷行為に走る。
いろいろなことが解ってきた。
わかったが、受け入れられず。毎日泣いていた。なんで?自分が?
そのころ他人から言われて一番傷ついたのが
「長男くんは、あなたたち夫婦を選んで生まれた」という言葉。
言葉にこそ出さなかったが「ふざけるな」という気持ちでいっぱい。
仕事も私生活も手に付かない。リセットボタンがあればなあ思う日々。
ある人の言葉で、フッと気づく。
「事実はひとつ。解釈は無数」
ウイリアムグラッサー博士の
選択理論
マズローの欲求の5段階説
は段階があるが
グラッサー理論は

  1. 生存
  2. 愛と所属
  3. 力 達成
  4. 自由
  5. 楽しみ

どれも並列して存在。そういう理論を勉強するなかで
変えられないものは受け入れてゆく
障害は個性であり、可能性 というものに変わっていく。
こだわりはシュレッダーのゴミからスマホに変わってゆく。
生まれてきてくれてありがとう。と心から言えるようになってきた。
いまでは「周知」することに力を入れる。
障害を知ってもらう。
障害児ということを知ってもらう。
健常者のいる幼稚園を選んだ。
「分からないことは聞いて良いですか」という言葉をもらって良かった。
「ウチでおまかせください。何も言わないでください」という所は選ばなかった。
いま、
Fight 4uを掲げみんな違っていいんじゃない?とリングに上がる

平野厚雄プロフィール
2:1:7の法則がある
10人いたら、2人は協力してくれる。
1人は反発。厳しく当たってくる。が、いつか協力者になってくれるかも
問題は 7人の「無関心」層。
NHKおはよう日本でも取り上げられる
TOKYO MX

奇声を発しながら電車に乗っているような人を見かけることがあるかもしれない。
発達障害の人に違いない。
そんなときに「ひとりで電車に乗れるまでになったのだな」という
暖かい目で見てほしい。

会長あいさつ

平塚市倫理法人会 会長 篠ヶ瀬隆

会員スピーチ

平塚市倫理法人会 相談役 田中耕一

今日の井筒屋さん カフェオレもち

井筒屋 カフェオレもち

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