ダイバーシティ&インクルージョンな社会の実現をがんを通して発信する

第637回 平塚市倫理法人会
経営者モーニングセミナー
テーマ:『 ダイバーシティ&インクルージョンな社会の実現をがんを通して発信する 』
講話者:一般社団法人がんと働く応援団 代表理事
    吉田 ゆり 氏

 今回の講話は、ご本人も36才で卵巣癌を経験。卵巣と子宮を摘出し、今もホルモン療法を受けながら、癌治療と仕事の両立支援を行っている吉田 ゆりさんにお話いただきました。

 2人に1人はがんが見つかる時代。その内3人に1人は就労年齢のがん。がんは決してシニアの病気ではない、がん=死ではない!との導入で始まった講話。がんに対する基本的な事柄、現状をお話された後、主に就労年齢でのがんについて、現状での問題点を分かりやすくお話され、経営者として絶対知っておかなければならない事について是非持ち帰って欲しいと力説されました。

 吉田さんは、以前勤めていた会社で人事担当をされていたそうですが、その時に50代の社員ががんに罹ったので会社を辞めたいと申し出て、当時がんに対する知識が無かった吉田さんは、詳しい話を聞くことも無くその場で退職願を受け取ってしまった経験があるそうです。その後、自身ががんに罹り様々な経験を通して復職した経験から、あの時の社員さんは辞める必要などなかったのではないか?自分がちゃんとした対応が出来ていれば、もっと支える事が出来たのではないか?と後悔されたそうです。その事が動機となり、現在の活動を始められました。

 がん診断後の離職タイミング調査では、4割もの方ががんの診断確定時から最初の治療までの間に、すなわち治療が始まる前に会社を辞めてしまうとの事。これは、「がんショック離職」と呼ばれ、告知後の冷静ではない状態で退職を選択してしまうのが原因。患者側も、企業側も「がんショック」に対する正しい知識を持っていれば避けられること。これを知らずに間違った判断をしてしまうケースが非常に多く、がん自体に加え、知っていれば防げる様々な問題で人々を苦しめているのが現状との事でした。

 このお話を聴いて、「無知は罪なり」という言葉の重みをつくづく感じました。私自身も今回のお話を聴くまでは、がんに対する正しい知識を全く持っていなかったなと反省しました。サラリーマン時代に、私の部下にも白血病に罹ってしまった社員がいましたが、この事を知っていたら、もっと別の相手の立場に立った対応が出来ていたのかなと後悔しました。

 でも、多くの経営者の方々は、私と大差ないのではないでしょうか?
みなさんは、もし自分が、家族が、社員ががんに罹ってしまった場合、冷静に対応が出来るでしょうか? がんショックに陥り、本人も周囲も間違った判断をしてしまわない様に、がんに対する正しい知識を持って対応する事は、経営者としての義務であると感じました。

 みなさんが、無知ゆえに誤った対応をしてしまわないように、是非正しい知識を身につけましょう。もっと詳しいことを知りたいと思った方は、是非こちらのホームページを閲覧して正しい対応方法を身につけてください。
https://www.gh-ouendan.com/

 「がん防災」と言う言葉があるそうです。大切なあなた自身や家族、従業員が、抱え込まなくても良い苦しみを抱え込んでしまわないように、がん防災に取り組みましょう!

副専任幹事 安藤 文逸 記

平塚市倫理法人会 経営者モーニングセミナー

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